初めての一人暮らしで体験した悲惨な水漏れトラブル
大学進学を機に上京し、都会で憧れの一人暮らしをスタートさせたばかりの頃のことです。初めての一人暮らしで、まだ生活するだけでいっぱいいっぱいなのに、悲惨な水漏れトラブルを体験しました。トラブルが発生したのは新居のトイレ。便器と床の間から水漏れし、それに気づかないまま就寝してしまい、翌朝トイレが水浸しという事態に。そういう時に限って昼前までのんびり寝てしまい、水漏れが発生したのがいつなのかはハッキリわかりませんが、寝る前にトイレへ行ってから、のべ9時間以上もの間トイレを放置していたことになります。寝室まで水が流れてくるほどではありませんでしたが、私からしてみればトイレが水浸しというだけで大混乱です。なぜ水漏れが発生したのか、どうすれば直るのか、まず何をするべきなのかなど、考えることとやるべきことが一気に押し寄せてきて、私の頭は許容量をオーバーしてパンク。わけもわからず、ただただ漏れた水を一生懸命雑巾で拭き取りました。本来であればまずトイレの止水栓を締め、その後業者へ修理対応の電話、それから水を拭き取るという手順が理想かと思いますが、当時の私はなんの経験もない一人暮らし初心者だったので、そこまで頭が働きませんでしたね。そもそも、トイレに止水栓があることすら知りませんでしたから。
ただ、この時の体験はいい勉強になったとも思っています。業者の方が丁寧に初期対応方法も教えてくれましたし、トラブルの際はとにかく冷静になるべきということも学びました。何事も経験といいますが、それは本当だなと実感しましたね。それ以降、家屋のトラブルが発生しても、ちょっとやそっとでは動揺しなくなったので。
一人暮らしを始める人に「大きなトラブルに一度遭っておけ」とまでは言いませんが、トラブルが発生しても悲観はせず、そこから学べることを全力で学んでもらえば、その後の生活に役立つのではと思います。